ケガをしにくい体に|準備運動を「嫌がらせず」習慣にする
こんにちは、ぷでぃまです!
準備運動を嫌がるお子さんについて、先に結論をお伝えします。嫌がるのは、やる意味が伝わっていないからです。
「準備運動しなさい」って言っても、ダラダラやるだけで…
なんとなく手足を動かして終わり。子どもにとって準備運動は、早く遊びたいのに足止めされる「つまらない儀式」になりがちです。
でも準備運動は、ケガをしにくい体をつくる大事な一歩。冷えた体でいきなり動くと、育ち途中の足や関節に負担が集まります。
嫌がる子に「ちゃんとやりなさい」と言っても続きません。大事なのは、やらせることより、体が自然に動き出す形に変えることです。
この記事では、準備運動を嫌がらせずに習慣にするコツを、順番にお話しします。
この記事で分かること
- 子どもが準備運動を嫌がる、ほんとうの理由
- 退屈な体操を「体を起こす遊び」に変えるコツ
- 毎回同じ流れにして、考えずに続けられるようにする方法
- 準備運動を抜いた日ほどケガが起きる、という話
- 嫌がる日があっても大丈夫、という親の支え方
準備運動を嫌がるのは、やる意味が伝わっていないから

最初にお伝えしたいのは、準備運動ぎらいは、なまけているわけではない、ということです。
子どもにとって準備運動は、早く走りたい・遊びたいのに足止めされる時間。意味がわからないまま「やりなさい」と言われても、体は乗ってきません。
大人は「ケガ予防のため」と知っています。でも子どもには、その理由が実感としてありません。だから、ただの面倒な儀式に見えてしまうんです。
「なんのためにやるか」が伝わると、子どもの動きは変わります。まず理由を、ひとことで。
「体をあたためると、速く走れてケガもしにくいんだよ」。それくらいで十分です。目的が腑に落ちると、やらされ感は減っていくんです。
退屈な体操を、「体を起こす遊び」に変えます

嫌がる子ほど、決まった体操をきっちりやらせようとすると逆効果です。まずは遊びの形にして、体を動かすこと自体を楽しくします。
- 動物のまね:ゾウの鼻で体を左右にゆらす、犬のポーズで背中をのばす
- ジャンケン:負けたらその場で1回まわる
- 音楽ゆらし:曲をかけて、終わるまで体をゆらす
これ、準備運動じゃなくて遊びみたい!
その感覚でいいんです。かたち通りのストレッチでなくても、体があたたまって関節が動けば、りっぱな準備運動になります。楽しく体を動かした回数が、そのまま習慣の土台になります。
まずは3分から。きれいにできたかより、笑いながらやれたかを見てあげてください。
毎回同じ流れにする。習慣は「考えない」ほど続きます

遊びで体をあたためることに慣れてきたら、次は「いつもの流れ」を決めます。習慣は、考えなくてもできるようになると続きます。
たとえば、上から下へ。首をまわす → 肩をまわす → 腰をひねる → 足首をまわす。順番を毎回同じにすると、子どもは次に何をするか覚えて、自分から動き出します。
「今日は何からやる?」と迷う時間をなくすのがコツ。流れが決まっていると、体が勝手に始めます。
親が「はい、いつものやろう」と声をかけるだけで始まる。ここまで来たら、習慣はほぼできあがりです。
親も一緒にやると、続きやすくなります
子どもだけにやらせて親が見ているだけだと、「なんで自分だけ」となります。となりで一緒に体を動かすと、子どもは自然とついてきます。
うまくできなくても大丈夫。親が笑いながらやる姿そのものが、いちばんのお手本になります。
準備運動を抜いた日ほど、ケガは起きます

ここで、習慣にしたい理由をあらためてお伝えします。準備運動は、ケガをしにくい体をつくる、いちばん手軽な方法だからです。
冷えた体でいきなり全力を出すと、育ち途中の足や関節に負担が集まります。急に走り出した日にかぎって痛みが出る、というのは現場でもよく見る話です。痛みの見分け方は成長期のケガ予防と成長痛にまとめました。
面倒がって、準備運動を飛ばしたがるんですよね…
その気持ちはよくわかります。でも、飛ばした日ほどケガのリスクは上がります。準備運動は、続けるほど効いてくる保険のようなものです。
とくに夏は気をつけたい時期です。暑さで体調がゆらぎやすいので、準備運動のときの様子から「今日は動けるか」を見てあげてください。夏場の見分け方は夏の練習、続けていい?休むべき?にまとめました。
嫌がる日があっても、大丈夫です
最後に、いちばん伝えたいことをお話しします。毎日きっちりできなくても、心配しすぎないでください。
習慣は、ゼロか百かではありません。嫌がる日は3分でも、遊びだけでもいい。やらなかった日があっても、また次の日にやれば、少しずつ体になじんでいきます。
昨日はできたのに、今日は嫌がって…続くか不安です。
その波は、あって当たり前です。子どもの気分は日によって変わります。できた日をほめて、できない日を責めない。それだけで、習慣はゆっくり根づいていきます。
現場でも、最初は準備運動を面倒がっていた子が、いつのまにか自分から足首をまわすようになる場面を、何度も見てきました。
だから今日増やしたいのは、完璧な準備運動ではありません。体を起こしてから動く、という小さな習慣のほうです。
今日できる一歩は、練習の前に親子で首を1回まわすこと。一緒にやれたら、そこをうんとほめてあげてください。