姿勢が崩れる・すぐ疲れる子へ|体幹をやさしく育てる
こんにちは、ぷでぃまです!
すぐ姿勢が崩れる、少し動くと疲れてしまうお子さんについて、先に結論をお伝えします。足りないのは気合ではなく、胴体を支える力です。
姿勢が悪くて、すぐダラーッとなるんです…
食事中に背中が丸くなる。少し歩くと「疲れた」と座り込む。こういう姿を見ると、つい「ちゃんとして」と言いたくなりますよね。
でも、その多くは態度の問題ではありません。体を支える力、いわゆる体幹(胴体を支える筋肉)がまだ育っていないだけのことが多いんです。
支える力が弱いと、まっすぐを保つだけで疲れます。だからすぐ崩れる。叱っても、力は増えません。
この記事では、鍛えるのではなく遊びの中でやさしく育てる順番を、家でできる形でお話しします。
この記事で分かること
- 「だらしない姿勢」の正体が、支える力の不足だという話
- 腹筋運動より先にやりたい、体を支える遊びの始め方
- 動物のまねっこで、遊びながら体幹を育てる進め方
- 息を止めさせない・回数を数えない、安全のための線引き
- 体幹は今からでも育つ、という親の支え方
「だらしない姿勢」の正体は、支える力の不足です

最初にお伝えしたいのは、姿勢の崩れは性格やしつけの問題ではない、ということです。
背筋をまっすぐ保つのは、実は力のいる動きです。おなかと背中の筋肉が、体を内側から支えて、はじめてキープできます。
この支える力が弱いと、まっすぐでいること自体が疲れる仕事になります。だから楽な形、つまり丸まった姿勢に戻ってしまうんです。
「ちゃんと座って」と言うより、「支える力を育てる」ほうが近道です。姿勢は結果なんです。
すぐ疲れる子も、根っこは同じことが多いです。体を支えるのに力を使いすぎて、動く前にへたばってしまう。支える力が増えると、姿勢も体力も一緒に変わっていくんです。
腹筋運動より先に。「支える遊び」から始めます

体幹を育てると聞くと、腹筋運動を思い浮かべる方が多いと思います。でも、いきなり回数をこなす腹筋はおすすめしません。
体を支える力は、まっすぐな姿勢を保ち続けることで育ちます。だから、動きを止めて「その形をキープする」遊びのほうが向いているんです。
家でできて子どもが乗ってくるのが、動物のまねっこです。
- クマ歩き:手と足を床につけ、おしりを高くして進む
- カニ歩き:あおむけでおなかを持ち上げ、横に進む
- 飛行機:うつぶせで手足を少し浮かせ、数秒キープ
クマさんになって競争しよう!
その調子です。遊びの形にすると、子どもは支える動きを何度も繰り返します。「まっすぐを保つ」経験の回数が、そのまま体幹になっていきます。
まずは1種類、10秒から。うまくできたかより、楽しくやれたかを見てあげてください。
息を止めさせない・回数を数えない。ここは守ってください

支える遊びには、気をつけたい点が2つあります。安全に続けるための線引きです。
1つ目は、息を止めさせないこと。子どもは力を入れると、つい呼吸を止めます。声を出しながら、しゃべりながらやると、自然に呼吸が続きます。
2つ目は、回数や秒数で追い込まないこと。「あと10回」「もう5秒」と数え始めると、フォームが崩れ、腰を反らせて痛める子がいます。
きれいに支えられなくなったら、そこで終わりです。回数より、形の良さを見てあげてください。
腰やおなかを痛がったら、その日はすぐ中止です。成長期の体は育っている途中で、大人と同じ負荷はかけられません。痛みの見分け方は成長期のケガ予防と成長痛にまとめました。
床が硬いと手首やひざが痛くなります。カーペットやラグ、なければバスタオルを敷いた上でやってください。
体幹は、今からでもちゃんと育ちます

最後に、いちばん伝えたいことをお話しします。今すぐ姿勢がよくならなくても、心配しすぎないでください。
体を支える力は、遊びの中で少しずつ積み上がります。今ぐにゃぐにゃな子も、支える経験を重ねるほど、まっすぐでいられる時間が延びていきます。
もう小学校の高学年だけど、今からでも間に合いますか?
その心配は、置いておいて大丈夫です。体を支える力は、年齢が上がってからでも伸びていく部分です。始めるのに遅すぎるということはありません。この考え方はゴールデンエイジを過ぎても運動は伸びるでくわしくお話ししています。
現場でも、入ってきた頃はすぐ姿勢が崩れていた子が、支える遊びを続けるうちに、練習の最後まで立てるようになる場面を何度も見てきました。
だから今日増やしたいのは、腹筋の回数ではありません。体を支えて遊ぶ時間のほうです。楽しく繰り返すうちに、体は勝手に覚えていきます。
今日できる一歩は、クマ歩きで部屋を1往復。うまく支えられたら、そこをうんとほめてあげてください。