よく転ぶ子へ|つまずきの正体と、家でできること

走り方・練習成長と発達 公開日:

こんにちは、ぷでぃまです!

よく転ぶお子さんについて、先に結論をお伝えします。多くは注意力の問題ではなく、足を上げる・体を支えるという動きが、まだ間に合っていないだけです。

お母さん

何もない所でつまずくんです。「前を見て歩きなさい」と何度言っても直らなくて…

このご相談は本当に多いです。そして「前を見なさい」で直らないのには、理由があります。

現場で転びやすい子を見ていると、目線ではなく足のほうに共通点が出ます。歩幅の終わりでつま先が下がったまま、次の一歩が出ている。だから、わずかな床の変化に引っかかります。

この記事では、転ぶ場面の見分け方と、家でできることを順にお話しします。

この記事で分かること

  • 「不注意だから転ぶ」で片付けないほうがいい理由
  • 転ぶ場面を3つに分けて、原因を絞る見方
  • つま先を上げる感覚を、家で育てる遊び
  • 片足で止まれると転びにくくなる、という話
  • 靴の見直しと、病院に相談したほうがいい目安

「不注意だから転ぶ」で片付けないでください

転びやすいお子さんは、家でも学校でも注意を受けがちです。前を見て、落ち着いて、あわてないで。

でも、注意を増やしても転ぶ回数はあまり減りません。見えていないから転んでいるわけではないからです。

歩く動きは、思っている以上に細かい作業です。片足で体を支えながら、もう片方の足を上げて、着く場所を決める。これを1秒に2回ほど繰り返しています。

支える力や足首の動きがまだ育っていない子は、この一連が間に合いません。間に合わない一歩が、つまずきとして表に出るだけです。

ぷてぃ

「気をつけて」は、体の準備ができている子にしか効きません。まず、間に合う体をつくるほうが先です。

もうひとつ知っておいてほしいのは、子どもはもともとよく転ぶということです。体が大きくなる時期は、手足の長さと感覚のずれが出ます。

ですので、転ぶこと自体を心配しすぎなくて大丈夫です。見てほしいのは回数よりも、どんな場面で転ぶかのほうです。

転ぶ場面を、3つに分けてみる

原因を絞るために、転んだ場面を思い出してみてください。だいたい3つに分かれます。

平らな所で転ぶ子がいちばん多いです。マットの縁、玄関の段差、砂の少し盛り上がった所。引っかかる高さは1センチも無いことがあります。

二つめは、鬼ごっこやドッジボールで目立ちます。走るのは平気なのに、方向を変えた瞬間に足がもつれる。これは動きの切り替えの話です。

男の子

走るのはいいんだけど、曲がるとこけちゃう

切り替えのぎこちなさを家で伸ばす遊びは、「動きがぎこちない」子へ|俊敏さ・反応を家で伸ばす遊びにまとめてあります。止まる・向きを変える練習は、そのまま転びにくさにつながります。

三つめのタイプは、疲れている時間帯に増えるのが特徴です。夕方や下校時に集中するようなら、まず睡眠と休息のほうを見てあげてください。

つま先が上がる感覚を、家で育てる

いちばん多い「平らな所で転ぶ」に効くのが、足首とつま先です。ここは家で扱えます。

やることは難しくありません。裸足で、遊びの形にしてください。

どれも1回30秒くらいで十分です。長くやるより、毎日少しのほうが感覚は残ります。

かかと歩きは、最初はふらつきます。壁に指先を軽く添えて構いません。慣れてきたら手を離してください。

床が滑ると危ないので、フローリングで靴下のままはやめてください。裸足か、滑らないマットの上で。テーブルの角から離れた場所を選んでください。

足の裏やすねに痛みが出たら、その日はそこで終わりです。翌日も痛みが続くようなら、続けずに整形外科へ相談してください。

片足で止まれると、転びにくくなる

つま先の次は、支えるほうです。転ぶかどうかは、崩れかけた体を戻せるかで決まります。

見ていて分かりやすいのは、片足で何秒立てるかではありません。ぐらついた時に、自分で立て直せるかのほうです。

真ん中の「止まる」が、いちばん実用的です。止まれるようになった子は、転びかけても立て直しやすくなります。

「合図でストップ」は家の中ではなく、公園や広場でやってください。急に止まる遊びなので、走る先に人や物がない、広い場所が要ります。

ぷてぃ

秒数を競うように数えると、力んで固まります。ぐらつきながら直している時間こそ、いちばん育っています。

体を支える力そのものが弱そうなら、遊びで育てる順番を姿勢が崩れる・すぐ疲れる子へ|体幹をやさしく育てるにまとめました。姿勢がすぐ崩れる子と、よく転ぶ子は重なることが多いです。

回数を追わないでください。フォームが崩れてきたら、そこで終わりにするほうが安全です。

靴を見直す。そして、相談していい目安

最後に、道具と安全の話です。ここは今日すぐ変えられます。

意外と多いのが、靴が合っていないケースです。次の4つを見てみてください。

サイズは夕方に測ってください。朝より足が少しむくむので、実際に履く状態に近くなります。

そのうえで、次のような様子があれば、様子を見るより相談したほうが早いです。

こうした場合は、小児科か整形外科へ。運動の得意・不得意とは別の理由が隠れていることがあります。

頭を打った時は、その場で遊びを止めてください。ぼんやりする、吐く、いつもと様子が違うといったことがあれば、すぐ医療機関へ。転んだ直後に元気でも、その日は目を離さないでください。

今日できる一歩は、お子さんの靴のかかとを見ることです。ついでに裸足でかかと歩きを5メートル。転びにくい体は、足元から少しずつ変わっていきます 🌱

ぷでぃまスポーツのマスコット ぷてぃ

このブログについて

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