ゲームばかりの子を外遊びに|叱らずに体を動かす仕掛け
こんにちは、ぷでぃまです!
ゲームばかりで外に出ない子への向き合い方について、先に結論をお伝えします。ゲームを取り上げるより、外が面白くなる仕掛けをつくるほうが動きます。
声をかけても、ゲームから離れてくれなくて…
夏休みで時間があると、気づけば一日中ゲーム。「外で遊んできなさい」と言っても動かない。そんな姿に、ため息が出てしまいますよね。
でも、頭ごなしに取り上げても、たいていうまくいきません。取り上げた分だけ、外遊びが「罰」になってしまうからです。
大事なのは、ゲームを敵にすることではありません。外で体を動かすほうが面白い、とその子が感じる入口をつくることです。
この記事では、叱って引きはがす代わりに、自分から外に足が向く仕掛けのつくり方を、順番にお話しします。
この記事で分かること
- ゲーム好きは、その子の「悪い癖」ではないという見方
- 「やめなさい」より効く、外への誘い方
- 外に出るきっかけを、生活の中に仕込んでおくコツ
- 勝ち負けより「面白い」で体を動かす遊びの選び方
- ゲームと外遊び、どちらかに決めなくていい理由
ゲームが好きなのは、その子が悪いわけではありません

最初にお伝えしたいのは、ゲームにのめり込むのは、意志が弱いからではない、ということです。
ゲームは、頑張ればすぐ結果が返ってきて、失敗しても何度でもやり直せます。運動が苦手な子にとっては、外遊びよりずっと安心できる場所なんです。
だから外に出たがらないのは、なまけているからではありません。うまくできない外遊びを、そっと避けていることが多いんです。
「なまけ」ではなく「避難」。まずそう見てあげると、声のかけ方が変わります。
この前提が抜けると、つい「またゲーム?」と責めてしまいます。まずは、外遊びに苦手意識があるのかもしれない、という目で見てあげてください。
「やめなさい」より、「一緒にやろう」が動きます

次に見直したいのが、誘い方です。「ゲームやめて外行きなさい」は、命令として届きます。命令されると、子どもはかえって動きたくなくなります。
同じ誘うのでも、言い方ひとつで受け取り方は変わります。
- 「いつまでやってるの、外行きなさい」 → 取り上げられる、と身構える
- 「ちょっと一緒に体うごかさない?」 → 誘われている、と感じる
「一緒に」って言われると、ちょっと行ってみようかなって思う。
ポイントは、親も一緒に動くことです。「行ってきなさい」ではなく「一緒に行こう」。一人で放り出されないと分かると、外への一歩がぐっと軽くなります。
外に出るきっかけを、生活の中に仕込んでおきます

三つめは、外に出る用事を、暮らしの中にさりげなく置いておくことです。「運動しよう」と構えず、自然に体が動く流れをつくります。
たとえば、夕方に一緒に買い物へ歩いて行く。犬の散歩をお願いする。近所のポストまで競走する。運動と身がまえない小さな外出で十分です。
「運動の時間」だと重い。「ついでの外出」なら、子どもは身構えません。
こうした小さな外出も、毎日くり返すと立派な習慣になります。決まった時間に体を動かす流れをつくるコツは、運動が苦手な子の「1日10分」習慣のつくり方にくわしく書きました。気合いより、仕組みで続けるほうがうまくいきます。
体を動かす遊びは、勝ち負けより「面白い」から

四つめは、外遊びの中身えらびです。運動が苦手な子には、勝ち負けのはっきりした遊びは向きません。負けが続くと、また避難したくなるからです。
選びたいのは、勝ち負けより「やってみたら面白い」が勝つ遊びです。しっぽ取り、だるまさんがころんだ、影ふみ。うまい下手が目立ちにくい遊びがおすすめです。
勝ち負けじゃなくていいのか。それなら誘いやすいですね。
こうした遊びは、ゲーム感覚で動きの土台も育ちます。とっさに動く力を家の外で伸ばす遊びは、「動きがぎこちない」子へ|俊敏さを家で伸ばす遊びにまとめました。笑いながら動いた分が、そのまま体の力になります。
ゲームを敵にしなくて大丈夫。両方でいいんです
最後に、いちばん伝えたいことをお話しします。ゲームと外遊びは、どちらかに決めなくて大丈夫です。
ゲームを全部取り上げると、子どもは反発するか、こっそり隠れてやるようになります。目指したいのはゼロにすることではなく、外で動く時間が今より少し増えることです。
ゲームを禁止しなくても、いいんですか?
はい、禁止しなくて大丈夫です。「ゲームの前に、10分だけ外で動こう」。そんなふうに順番を決めるだけでも、体を動かす時間は自然に増えていきます。
現場でも、外遊びを無理強いせず、まず親子で一緒に体を動かす時間をつくっただけで、子どものほうから「今日も外行く?」と言い出す場面を何度も見てきました。
だから今日増やしたいのは、ゲームを取り上げる回数ではありません。一緒に外で動く小さな時間のほうです。
今日できる一歩は、夕方に10分、子どもを誘って一緒に外へ出ること。楽しそうにしていたら、そこをうんと一緒に喜んであげてください。