短距離走が速くなる練習メニュー|小中学生向けラダー・マーク走・坂道走
こんにちは、ぷでぃまです!
「運動を始めたいけれど、初心者なんです……」
「運動会が近いから走り方を教えてあげたいけれど、親の私に運動歴がなくて……」
そんなお困りの方に向けて、短距離走が速くなる練習のコツを解説します。
結論から言うと、足の速さは才能だけでは決まりません。正しい練習を続ければ、多くの子どもは今より速く走れるようになります。
小中学生の指導歴15年!(2024年度現在)の私が、現場で実際に使っている練習方法を紹介します。

ぷでぃま
今回の記事は、次のような人におすすめ!
・短距離走が速くなるコツを知りたい人
・短距離走のトレーニング方法を知りたい人


陸上競技ってなに?
陸上競技の基本は**「走る、跳ぶ、投げる」**の3つです。
どんなスポーツにも必要となる要素ですね。
特に小学生の時期は、**「運動は楽しいもの」**という感覚を身につけてほしいと思っています。
短距離走が速くなるコツを学ぼう
短距離走を速くするための、具体的な練習のコツを紹介します。

ラダー練習で敏捷性とリズム感を鍛える
短距離走で速く走るには、敏捷性(アジリティー=動きを素早く切り替える力)が必要です。
ラダー練習は、脚力だけでなくリズム感やバランス感覚まで鍛えられる練習です。
ここでは、みらいアスリートチャンネルさんの7種類のラダートレーニングが分かりやすかったので紹介します。チャレンジしてみましょう。
- 開閉ジャンプ
- スラロームジャンプ
- ツーインワンアウト(2in1out)
- ツーインツーアウト(2in2out)
- クロスカントリー
- ラテラルワンインツーアウト
- クイックラン(3ステップ)
https://youtu.be/m7jpcNuKfQM?si=p2MPr9EmUjy7obu7

ぷでぃま
初心者の方は①②、慣れてきた中級者は①〜④、上級者は①〜⑦で取り組むといいですね。
「うちの子にできるかな」と不安になるかもしれません。でも段階を踏めば大丈夫。定期的に続けることで、速く走るための土台がしっかり作られていきます。
※ラダーを購入する必要はありません。土の上に足で線を引くことで代用できます。
下り坂走でピッチ(脚の回転数)を上げる
短距離走で速く走るには、ピッチ(脚の回転数)を上げることが重要です。
小中学生のピッチアップトレーニングには、下り坂走をオススメします。器具はいりません。下り坂は日本中どこにでもありますからね。
下り坂走をすすめる理由は次のとおりです。
- 自分の力を使わなくても、脚が自然に速く動く
- 下る距離を変えるだけで、負荷を調整できる
一番いい下り坂は、下りきった後に平坦になるか、少し登り坂になっている場所です。
初心者は5〜10mの距離から始めてみてください。
子どもだけで行わないこと。必ず大人が安全面を確認してください。
理想は、体をのけぞらせず、**重心が前に移動する**走りです。スピードが出て怖がるようなら、下る距離を短くしましょう。
自宅にトレッドミル(ルームランナー)があれば、一定のスピードで走り続ける練習も有効です。腕の振りを意識すると、体全体の動きがよりスムーズになります。
プライオメトリックで「素早く力を出す」感覚をつかむ
速く走るには、地面との接地時間を短くして、短い時間で効果的に力を発揮する必要があります。ここではプライオメトリックトレーニングの一例を紹介します。

プライオメトリックって?

ぷでぃま
プライオメトリックとはこのような意味です。
なんとなくでいいので覚えておいてね。
プライオメトリックとは、筋肉が伸ばされた直後に、伸張反射によって筋肉を収縮させることです。この体の性質を利用して、力強い力を出せるようにするのがプライオメトリックトレーニングです。
段差から飛び降りて、素早くジャンプする。身近な運動でいえば、縄跳びもこのトレーニングに含まれます。
- 縄跳び
- 片足ケンケン
- 連続ジャンプなど
負荷が高いものも含まれます。特にアキレス腱への負荷が強いので、子どもの成長に合わせて回数と強度を調整してください。
スプリントドリルでフォームを整える
速く走るためには、スプリントドリル(走りにつながる動きづくり)も効果的です。スキップやハイニー、バック走など、多様なドリルを取り入れましょう。
こちらの記事でスキップを紹介していますので、あわせて確認してみてください。
【初心者向け】陸上競技 小中学生 トレーニングで足を速くするコツ!
スプリントドリルで伸びるのは足の速さだけではありません。体全体の協調性やバランス感覚も向上し、総合的な運動能力が高まります。
短距離走のタイムを縮めるための練習法

短距離走でタイムを縮めるには、ここまでの練習を組み合わせることが大切です。代表的な3つを紹介します。
マーク走:ピッチとストライドを同時に鍛える
マーク走では、本記事で紹介したピッチに加えて、ストライド(1歩の幅)も強化できます。設定間隔は次のとおりです。
- 小学生低学年(1〜3年生)は自分の足で5足(約120cm前後)
- 小学生高学年(4〜6年生)は自分の足で6~7足(約150cm前後)
- 中学生は自分の足で6~8足(170cm〜200cm前後)
スタートから10mの場所に、上記の間隔でマーカーを10枚置いてください。マーカーがなければ線を引くだけでも問題ありません。上級者になったら、ミニハードルを置くのも効果的です。
- スタートはきちんと止まって、勢い良く走り出す。
- 10mからのマーカー区間は、いい姿勢でマーカーの間に足をついて走り抜ける。
- マーカー区間終了後、10m~20mは同じ動きで走る。(中学生は30m)
テンポ走:8〜9割の力で自分の走りを確認する
テンポ走は、自分の走りを確認できる練習です。
全力ではなく、テンポよく一定のリズム(80~90%の力)で走りましょう。リラックスして走ることがポイントです。
小学生は50m100m、中学生は100m150mを目安に3〜5本走りましょう。
坂道走(上り):スタートダッシュと筋力を強化する
ここでは下りではなく、登る坂道走です。
短めの距離(10m程度)に設定すると、スタートダッシュのイメージがつかみやすくなります。
長めに設定すると筋力強化にもつながるので、中学生は積極的に取り組みたいところです。
ただし坂道走は負荷が大きい練習です。成長期の子どもは無理のない範囲で行ってください。
こうした練習を継続することで、短距離走のタイム短縮が期待できます。まずは今週末、近所の公園でラダーの「開閉ジャンプ」から試してみてください。線を引くだけで、今日から始められますよ。
