お盆の帰省で崩れる前に|移動続きでもできる体の整え方
こんにちは、ぷでぃまです!
お盆の帰省をひかえた親御さんへ、先に結論をお伝えします。この時期に目指すのは運動を続けることではなく、帰ってきた日に元へ戻せる状態を残しておくことです。
せっかく毎日続いていたのに、帰省でぜんぶ止まってしまいそうで…
よく聞くお悩みです。夏休みの前半にやっと形になってきたところで、長い移動と親戚まわりが入ってくる。止まるのは、ある意味しかたのないことです。
ただ、現場で子どもたちを見ていると、お盆明けにいちばん困っているのは「運動をしなかったこと」ではありません。体がこわばって、生活リズムがずれたまま戻ってくることのほうです。
この記事では、帰省を止めずに、帰ってきた日に立て直せる形をお話しします。
この記事で分かること
- 帰省で崩れるのは運動量より「座っている時間」だという話
- 車や電車の中でも、停まったときにできる体のほぐし方
- 帰省先に持っていく荷物を「ひとつだけ」にする理由
- ひまな時間がゲームに流れやすい環境への手当て
- 帰ってきた日から、リズムを戻していく順番
崩れるのは運動量より、座っている時間です

まず、帰省中に体に何が起きているかです。運動をしない日が数日続くこと自体は、そこまで大きな問題ではありません。
気になるのは、長い時間じっと座っていることのほうです。車で数時間、新幹線で数時間。着いたら着いたで、親戚の集まる部屋で座っている時間が続きます。
同じ姿勢が続くと、股関節やももの裏がかたくなります。その状態のまま急に走ると、動きがぎこちなくなり、足を痛める子が出てきます。
- 股関節 … 座り続けると、脚を後ろへ送りにくくなります
- ももの裏 … かたいまま走ると、肉離れにつながることがあります
- 足首 … 動かさない時間が長いと、着地でぐらつきやすくなります
帰省明けにケガをする子は、なまけていた子ではなく、久しぶりに全力を出した子です。
だから目標は低くて大丈夫です。1〜2時間に一度、立って歩く。それだけでもずいぶん違います。
移動の合間は、停まったときに動かす

ふたつめは、移動中の過ごし方です。やることは、休憩のたびに体を伸ばすだけです。
サービスエリアや駅のホームで、30秒あれば足ります。難しい動きは要りません。
- かかとを上げ下げして、ふくらはぎを動かす
- 足首をゆっくり回す(左右10回ずつ)
- 片ひざを抱えて、おしりを伸ばす
新幹線ならデッキ、車ならサービスエリアで。走行中の車内でシートベルトを外して体を動かすのは、やめてください。体を伸ばすのは、停まっているあいだだけと決めておくと安心です。
大人にも同じことが言えます。長時間の移動でむくむのは、親御さんも同じですよね。一緒にやると、子どもは自然とついてきます。
車の中、ずっとひざが曲がってて痛い
正直な感想です。子どもは大人よりも、じっとしている時間に耐えるのが苦手です。がまんさせるより、休憩を1回増やすほうが早く着くこともあります。
持っていく荷物は、ひとつだけにする

三つめは、帰省先で何を続けるかです。ここで欲張ると、まず失敗します。
場所が変わると、習慣はいったん途切れます。いつもの公園も、いつもの時間割もありません。そこへ「毎日やる約束だったよね」と持ち込むと、運動そのものが帰省の憂うつになります。
おすすめは、道具をひとつだけ持っていくことです。なわとび1本、やわらかいボールひとつ。それだけで、やることが自然に決まります。
帰省先には、おじいちゃんおばあちゃんという観客がいます。家では平気な顔をしている子でも、人に見てもらえると急にやる気を出すことがあります。上手さではなく、やっている姿を褒めてもらえる場だと考えてください。
毎日やらせようとしなくて大丈夫です。無理なく続く形のつくり方は、夏休みに差がつく、運動が苦手な子の「1日10分」習慣のつくり方にまとめています。帰省中は、そこで書いた「休む日」を先に使ってしまうくらいの気持ちでちょうどいいです。
ひまな時間が、画面に流れやすい環境です

四つめは、帰省先ならではの事情です。子どもにとって、親戚の集まりは意外とひまな時間になります。
大人は準備や片づけで忙しく、話し相手もいない。手が空けば、タブレットやゲーム機に手が伸びます。これは子どものせいではなく、環境のほうの問題です。
- 着いた日のうちに、外で動ける場所を大人が見ておく
- 「30分だけ外」と、時間で区切って先に伝えておく
- 年上のいとこがいるなら、遊びの主導権を任せてしまう
取り上げるより、ほかにやることを用意するほうがうまくいきます。仕掛けの具体的なつくり方は、ゲームばかりの子を外遊びに|叱らずに体を動かす仕掛けをどうぞ。
ただ、慣れない場所での外遊びには気をつけたい点もあります。田んぼの用水路や、農機具のある場所、車の出入りする駐車場。遊ばせる前に、大人がひととおり見て回ってください。
帰ってきた日から、リズムを戻していく

最後に、帰ってからの話です。ここがいちばん大事だと思っています。
帰省中は夜更かしになりがちです。花火や親戚との夜、朝は寝坊。数日続けば、体内のリズムはずれます。この状態で2学期を迎えると、朝がつらくなります。
戻し方には順番があります。
- 1日目 … 何もしない。移動の疲れを抜く日と決めてしまう
- 2日目 … 起きる時間だけ、いつもに戻す
- 3日目 … 軽く歩く、外で遊ぶ。全力は出さない
先に戻すのは、運動ではなく起きる時間のほうです。寝る時間は自分では動かしにくいので、朝の光を浴びるところから始めると整いやすいと言われています。
数日休んだくらいで、体力は消えません。消えるのは「やっていた自分」の記憶のほうです。
そして、久しぶりの日は軽めに終わらせてください。休み明けにいきなり全力で走ると、ももの裏や、ふくらはぎを痛めやすくなります。物足りないくらいで切り上げるほうが、次の日も続きます。
暑さも、まだ続いています。帰省先は住み慣れた土地ではありません。日かげの場所も、水道の位置も分からないままでは動きにくいので、水筒は持たせて、暑い時間帯は外に出さないでおきましょう。
今日できる一歩は、かばんになわとびを1本入れることです。使わない日があってもかまいません。「持ってきた」という事実だけで、帰ってきた日に戻りやすくなります 🌻