【保護者必見】小学生トレーニングの重要性!を解説
こんにちは、ぷでぃまです!
「子どもに運動をさせたいけれど、親の私が運動初心者で……」
「運動会が近いのに、走り方をどう教えていいか分からない……」
そんな保護者の方に向けた記事です。
結論から言うと、小学生の運動は「足が速くなる」だけのものではありません。骨や筋肉の発達、学力、友達づくり、そして自己肯定感。子どもの土台をまるごと育ててくれます。
小中学生の指導歴16年(2025年度現在)の私が、現場で見てきた実感も交えて解説します。
成長期の運動は骨と筋肉を育てる
骨は「適度な刺激」で強くなる
成長期の子どもにとって、運動は骨や筋肉の発達に欠かせません。適切な運動は骨密度を高め、筋肉を強くするといわれています。将来の骨折リスクを下げることも期待できます。
跳んだり走ったりする動きは、骨に適度な刺激を与えます。この刺激が成長板(骨が伸びる部分)の発達を促すとされています。難しく聞こえますが、要は「外でよく体を動かす子の骨は育ちやすい」ということです。
体力がつくと、風邪に負けにくい体に近づく
適度な運動は血のめぐりを良くし、全身の細胞に酸素と栄養を届けやすくします。これにより免疫細胞の働きが活発になり、風邪やインフルエンザなどへの抵抗力が高まるといわれています。
「うちの子、すぐ疲れてしまって」という相談をよく受けます。心配いりません。基礎体力は一朝一夕につくものではないからです。だからこそ、小学生のうちからコツコツ積み重ねることに意味があります。定期的な運動の習慣は、子どもの健康を守る土台になり、将来の健康リスクを減らすことにもつながっていきます。
体のバランスと協調性も一緒に育つ
適度な負荷のある運動は、筋力だけでなく体全体のバランスや協調性も伸ばします。協調性とは、腕と脚など体の各部分をうまく連動させる力のことです。
特に有酸素運動(会話できるくらいの強さで続ける運動)は、全身の血行を良くして健康的な成長を後押しします。早いうちに運動習慣ができれば、大人になってからの健康的な生活の土台にもなります。
「運動すると勉強もできるようになる」は本当か
運動は脳への血流を増やす
運動が脳の発達に良い影響を与えることは、広く知られるようになってきました。有酸素運動は脳への血流を増やし、酸素や栄養を届けやすくします。
運動中に分泌されるBDNFという成分(脳の神経を育てるたんぱく質)は、記憶や学習に関わるとされています。体を動かすことは、脳を育てることでもあるのです。
集中力と記憶力が伸びやすくなる
脳への血流が増えると、集中力が高まりやすくなります。適度な運動はストレスを和らげ、リラックスにもつながるため、記憶の定着にも良い影響が期待できます。
「体を動かした日のほうが宿題の進みが早い」。そんな子は現場でも珍しくありません。運動の時間は、勉強時間を削る敵ではなく、むしろ味方だと考えてください。
ストレス発散と睡眠の質にも効く
学校生活や友達関係で、子どもは大人が思う以上にプレッシャーを感じています。運動は、そのモヤモヤを発散する手段になります。
運動で分泌されるエンドルフィン(気分を高める脳内物質)は、幸福感やリラックス効果をもたらすといわれています。ランニングやサッカーのような有酸素運動なら、短時間でも気分がすっきりしやすいです。
さらに、体を動かした日はよく眠れます。良質な睡眠は翌日の集中力に直結します。「運動する→よく眠る→日中元気に過ごす」という良い循環を作ってあげましょう。
チームスポーツは「人との関わり方」の練習場

協力とコミュニケーションを体で学ぶ
サッカーやバスケットボールでは、チーム全員が同じ目標に向かって協力します。その中で、子どもは自然と声のかけ方や役割分担を覚えていきます。
リーダー役を経験する子もいれば、支える側の大切さに気づく子もいます。どちらも将来の社会生活で生きる力です。成功も失敗もチームで分かち合う経験は、仲間との信頼関係を深めてくれます。
運動は友達づくりのきっかけになる
共通の目標に向かって一緒に汗を流すと、会話は自然に生まれます。運動の場で新しい友達ができた、という話は日常茶飯事です。教室では口数の少ない子が、グラウンドでは生き生きと仲間に声をかける。そんな姿を、私は何度も見てきました。
運動での成功体験は自己肯定感を高め、人と積極的に関わる自信にもつながります。運動を通じてできた人間関係は、子どもの社会性を育てる大きな財産になります。
「好き」が見つかる。スポーツ選びのヒント
どのスポーツが向いているかは、やってみないと分かりません。最初から1つに絞る必要もありません。まずは主なスポーツの特徴を知って、お子さんが興味を持ちそうなものから試してみましょう。
サッカー
チームプレーの代表格で、協力や戦略が学べます。全身を使う場面が多く、心肺機能の向上にも効果的です。
バスケットボール
俊敏性や瞬発力を養えるスポーツです。ドリブルやシュートを通じて、手と目の連動も鍛えられます。
水泳
関節への負担が少ない全身運動です。心肺機能と筋力をバランスよく伸ばせます。
陸上競技
走る・跳ぶ・投げるという基本動作そのものを磨く競技です。個人の努力が記録に表れやすいのも魅力です。
野球
チームワークと集中力が求められるスポーツです。守備や打撃を通じて、全身の筋力や瞬発力を鍛えられます。
体操
柔軟性やバランス感覚を伸ばすのに向いています。多彩な動きを通じて、体全体のコントロール力が育ちます。
子どもの「やりたい」を引き出すコツ
入口は「楽しい」でいい、というのが私の持論です。鬼ごっこやボール遊びなど、遊びの延長で体を動かすところから始めましょう。
次に、小さな成功体験を積ませることです。できたことを一緒に喜ぶだけで、子どもの表情は変わります。親も一緒に参加して、楽しんでいる姿を見せるのも効果的です。運動後のひと言の褒め言葉が、次のやる気につながります。
続けるための仕組みを親子で作る
続けるコツは、目標を見えるようにすることです。「体力テストで50m走のタイムを1秒縮める」など、親子で共有できる目標を決めましょう。
週の計画も立てておくと続きやすくなります。たとえば週3回、放課後に30分。進み具合を記録して、達成できたら一緒に喜ぶ。この繰り返しが、子どもの自信とやる気を育てます。
家庭の習慣が、子どもの運動を支える
家庭での定期的な運動は一石三鳥
家庭での定期的な運動には、体力向上以外のおまけがついてきます。親子で一緒に動けば家族の会話が増えます。運動を生活に組み込めば、規則正しいリズムも自然と身につきます。
「教室に通わせなければ」と気負う必要はありません。近所の公園で15分遊ぶ。それだけでも立派なスタートです。
生活リズムが整うと、運動も勉強も伸びる
起きる時間と寝る時間を決める。朝ごはんをしっかり食べる。この2つだけでも体内時計が整い、日中の集中力が変わってきます。
日中に体を動かせば、ほどよい疲れで夜の寝つきも良くなります。「運動・食事・睡眠」の3つは、どれか1つを頑張るものではなく、セットで回すものだと考えてください。
親が楽しんでいる姿が、いちばんの教材
子どもは親の姿をよく見ています。親が楽しそうに体を動かしていれば、子どもも自然とついてきます。
週末に家族で散歩やサイクリングに出かける。食事はバランスの取れたメニューを一緒に考えて作る。こうした時間は健康習慣になるだけでなく、家族の楽しい思い出にもなります。家族みんなで取り組むほうが、結局いちばん長続きします。
運動の成功体験が自己肯定感を育てる
「できた!」の積み重ねが自信になる
短距離走で自己ベストを更新した。跳び箱が初めて跳べた。こうした小さな「できた!」は、子どもにとって大きな自信になります。
運動で得た成功体験は、運動の外にも波及します。自分の努力が結果につながる経験をした子は、勉強でも新しいことでも、失敗を恐れず挑戦するようになります。私が小学生に運動をすすめる一番の理由は、実はここにあります。
子どもの成長を見守り、喜びを一緒に分かち合うことで、親子の信頼関係も深まります。小さな成功を積み重ねられる場を用意してあげることは、保護者にできるとても意義のあるサポートです。
褒めるなら「具体的に」
フィードバック(声かけ)は具体的に。これが鉄則です。「すごいね」だけでは、何が良かったのか子どもに伝わりません。
「今日のジョギング、最後まで頑張って走り切ったね」。こう伝えると、子どもは自分の頑張りをはっきり認識できます。小さな目標を決めて、達成したら一緒に喜ぶ。「次はもう少し距離を伸ばしてみようか」と、次の一歩をセットで示すのも効果的です。
努力と成果を線でつなぐ
「頑張ったから速くなった」。この因果関係を子ども自身が実感できると、努力は続きます。
たとえば50m走のタイム短縮を目標にして、練習計画を親子で立てる。定期的にタイムを計って、変化を一緒に確認する。成果が数字で見えると、子どもは努力の意味を体感できます。
最初は小さな目標から始めて、達成できたら少しだけ難易度を上げる。この繰り返しで「自分はできる」という感覚が育ち、自分から努力できる子になっていきます。
まとめ:今日、10分だけ一緒に体を動かしてみませんか

小学生の運動は、体・頭・心のすべてを育てる土台づくりです。特別な道具も、親の運動経験も必要ありません。
「何から始めればいいの?」と迷ったら、まずは今日、お子さんと10分だけ外で体を動かしてみてください。鬼ごっこでも散歩でも大丈夫。楽しかったら、また明日も10分。その積み重ねが、子どもの体と心を確実に育てていきます。
