運動会のダンス・表現が苦手な子へ|リズムに乗れない理由

走り方・練習親のサポート 公開日:

こんにちは、ぷでぃまです!

運動会のダンスや表現が苦手なお子さんについて、先に結論をお伝えします。リズム感が足りないわけではないことがほとんどで、音に合わせる前の「振りを覚える」ところで止まっているだけです。

お母さん

ダンスの練習が始まってから、学校に行きたくないと言い出して。うちの子、リズム感が無いんでしょうか…

この時期に増えるご相談です。かけっこは平気なのに、表現の練習が始まったとたんに元気がなくなる。そういうお子さんは毎年います。

現場で見ていて思うのは、遅れている子は音を聞けていないのではない、ということです。次の動きが出てこないから、まわりを見てから動いている。それで半拍ぶん遅れて見えます。

この記事では、つまずきの中身を分けたうえで、家でできることを順にお話しします。

この記事で分かること

  • 「リズムに乗れない」を3つに分けて考える理由
  • 家では音楽を止めて、ゆっくり動かすほうがいい理由
  • 手と足をいっぺんに動かさない練習の順番
  • 恥ずかしさは練習量では消えない、という話
  • 1日1フレーズ・5〜10分で足りるという目安

「リズムに乗れない」の中身を分けてみる

校庭で列になってダンスを練習する子どもたちの中で、一人が隣の友だちを見てから動き出している様子(イラスト)

音に遅れている子をよく見ると、目線がまわりの友だちに向いています。誰かが動くのを見て、それから自分が動く。だから遅れます。

つまり、この子に足りないのは音の感じ方ではありません。次に何をするかが頭に入っていないのです。

ダンスの動きは、だいたい3つの段階に分けられます。

苦手なお子さんの多くは①で止まっています。そこへ「もっとリズムに乗って」と言っても、直しようがありません。

ぷてぃ

「リズム感」という言葉は便利すぎて、原因を隠してしまいます。生まれつきの話にすると、打つ手が無くなります。

まずは、どこで止まっているかを見てあげてください。振りを口で説明できるなら①は通過しています。説明できないなら、そこからです。

家では、音楽を止めて練習する

リビングで母親が指で数を数えながら、子どもがゆっくり振りをなぞっている様子(イラスト)

ふたつめは、家で練習するときのやり方です。おすすめは音楽をかけずに、ゆっくり動かすことです。

音楽をかけると、テンポが決まってしまいます。間に合わないまま次へ進むので、崩れた形のまま繰り返すことになります。

ですので、順番はこうします。

急がば回れに見えますが、音を後回しにしたほうが結局は早いです。学校の練習は曲に合わせて進むので、家では逆のことをやる、と考えてください。

数えるのは親御さんの声で構いません。速さを子どもに合わせられるのが、口で数えることのいちばんの利点です。

手と足を、いっぺんに動かさない

子どもが腕を下ろしたまま足のステップだけを踏み、その手前で父親が見守っている様子(イラスト)

三つめが、いちばん実際に使えるところかもしれません。上半身と下半身を、分けて練習します。

運動が苦手なお子さんがつまずくのは、手と足で別々の動きを同時にやる場面です。片方に集中すると、もう片方が止まります。

順番は足が先です。足のステップは体の位置を決めるので、そこが決まらないと手だけ合わせても形になりません。

男の子

手を動かすと、足がわかんなくなる

この「分けてから合わせる」は、ダンスだけの話ではありません。合図で動く・止まる・向きを変えるといった動きの切り替え全般は、「動きがぎこちない」子へ|俊敏さ・反応を家で伸ばす遊びにまとめてあります。

腕の動きを練習するときは、力ませないでください。形をなぞろうとして肩に力が入ると、かえって動きが止まります。

恥ずかしさは、練習量では消えない

運動会の練習で、列に並んだ子どもたちが振りを合わせて踊り、手前の男の子が笑顔で腕を上げている様子(イラスト)

四つめは、技術とは別の話です。振りを覚えても、人前で踊るのが嫌だというお子さんはいます。

ここを練習量で解決しようとすると、たいていこじれます。上手くなれば恥ずかしくなくなる、とは限らないからです。

見ていて効くのは、上手に踊ることではなく間違えても止まらずに続けられることのほうです。

ぷてぃ

本番で目立つのは、間違えた子ではありません。間違えて固まってしまった子です。動き続けていれば、客席からはほとんど分かりません。

ですので、家で練習するときは、途中で間違えてもそのまま最後まで通してください。止めて直すのは、通し終わってからです。

「間違えたら止まる」を繰り返してしまうと、本番でも同じことが起きます。逆に、間違えたまま進んだ経験が何回かあると、当日ずいぶん落ち着きます。

1日1フレーズ、5〜10分で足ります

家の中で裸足の子どもと母親が並んで同じ向きに立ち、短い振りを合わせている様子(イラスト)

最後に、家でやる場合の分量です。1曲を通してやろうとしないでください。

全部を通すと、できない所にたどり着く前に疲れてしまいます。苦手な数秒だけを切り出すほうが、短い時間で変わります。

親御さんが見本を見せる場合は、向かい合わずに隣に並んで同じ向きで立ってください。向かい合うと左右が逆に見えて、混乱します。

見本が上手である必要はありません。そのあたりの考え方は運動が苦手な親でもできる、子どもと一緒にやる練習3つに書いたとおりです。

家の中でやるときは、周りの物を先に片づけてください。フローリングで靴下のまま踊ると滑って転びます。裸足か、室内用の靴にしてください。ジャンプや回る動きが入る振りは、家具から離れた場所で。

9月に入っても暑い日が続きます。屋外でやるなら夕方の涼しい時間にして、水筒を用意してください。頭痛や吐き気、気分が悪そうな様子が出たら、その日は中止して涼しい場所で休ませてください。よくならないときは医療機関へ相談してください。

今日できる一歩は、お子さんに振りを口で説明してもらうことです。説明できない所が見つかれば、そこが練習する数秒です。ダンスは、覚えたぶんだけ気持ちが軽くなります 🌱

ぷでぃまスポーツのマスコット ぷてぃ

このブログについて

このブログは、子どもたちの「走りたい」を応援する場所です。 やさしい言葉で、保護者の方にも安心して読んでいただける情報をお届けします。

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